お知らせ -
「研究活動のご紹介」についてお知らせを公開しました。
研究に関するホームページ上の情報公開文書
当院における抗精神病薬誘発胃腸障害に対する便秘薬の処方動向調査
藤田医科大学医学研究倫理審査委員会受付番号:HM19-070
本研究は藤田医科大学の医学研究倫理審査委員会で審査され、学長の許可を得て実施しています。
1.研究の対象
2019年3月1日において、当院で抗精神病薬を処方された患者様
2.研究目的・方法・研究期間
統合失調症は100人に1人がかかる病気といわれており、その治療の中心は薬物療法です。その副作用のひとつに便秘が挙げられます。便秘は腸閉塞、麻痺性イレウスを引き起こし、死に至る場合もあります。特にクロザピン(クロザリル®)の副作用には便秘が多く、統合失調症薬物治療ガイドラインではクロザピン誘発胃腸障害(CIGH)に対して酸化マグネシウムやセンノシドが第一選択薬であると記載されていますが、近年、新たな作用機序を有する便秘治療薬が登場し、CIGHをはじめ抗精神病薬使用中の患者様に使用されることもあります。また2017年10月には日本初の慢性便秘症診療ガイドラインが発行され、今後の便秘治療が注目されています。
そこで本研究では、当院にて抗精神病薬を処方された患者様の併用便秘薬について処方動向調査を行います。
対象は藤田医科大学病院精神科において統合失調症の治療を受けられており、2019年3月1日に当院で抗精神病薬を処方され内服していた患者様です。この患者様を対象に、処方された抗精神病薬の種類および投与量、併用薬について、過去のカルテデータを参照し調査します。本調査の研究期間は本学倫理審査委員会承認日より2021年3月31日までとします。なお、本研究に開示すべき利益相反はありません。
3.研究に用いる試料・情報の種類
患者基本情報:年齢、性別、身長、体重、イレウスなど腸疾患の既往
薬剤情報:抗精神病薬総投与量(クロルプロマジン(CP)換算)、多剤併用の有無、併用便秘薬、便秘誘発の可能性がある薬剤の使用の有無(抗うつ薬、抗コリン薬、ベンゾジアゼピン系薬、オピオイドなど)
4.外部への試料・情報の提供
なし
5.研究組織
本学の研究責任者:
藤田医科大学医学部 臨床薬剤科教授:山田 成樹(やまだ しげき)
TEL:0562-93-2208 FAX:0562-93-4537 E-mail:syamada@fujita-hu.ac.jp
6.除外の申出・お問い合わせ先
試料・情報が本研究に用いられることについて研究の対象となる方もしくはその代諾者の方にご了承いただけない場合には、研究対象から除外させていただきます。下記の連絡先までお申し出ください。その場合でも、お申し出により、研究の対象となる方その他に不利益が生じることはありません。
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
また、ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
藤田医科大学医学部 臨床薬剤科教授 山田成樹(やまだしげき)
愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98
TEL:0562-93-2208 FAX:0562-93-4537 E-mail:syamada@fujita-hu.ac.jp