お知らせ -
「研究活動のご紹介」についてお知らせを公開しました。
研究に関するホームページ上の情報公開文書
藤田保健衛生大学疫学・倫理審査委員会受付番号:14-294
研究課題: 「腎機能がペメトレキセドの有害事象発生に及ぼす影響」
研究責任者:藤田保健衛生大学医学部 臨床薬剤科 教授 山田 成樹
ペメトレキセド(市販名:アリムタ)は、化学療法に用いられる薬です。この薬は、点滴で体内に入った後、主に腎臓から尿として排泄されます。このため、腎臓の機能が低下した患者様では、薬の量を調節する等が必要です。また、ペメトレキセド(市販名:アリムタ)は、個人差はあるものの、吐き気や血液毒性などの体に対して悪い影響を及ぼす副作用を引き起こすことが知られています。このため、腎臓の機能が低下した患者様では副作用の起こりやすい可能性が考えられます。しかし、今のところ、腎臓の機能と副作用発現との関係を詳しく示した結果は報告されていません。今回、藤田保健衛生大学病院呼吸器内科でペメトレキセド(市販名:アリムタ)による治療を行ったことのある患者様を対象とし、腎臓の機能と副作用発現との関係を患者様のデータを用いて実証しようと考えています。対象は藤田保健衛生大学病院呼吸器内科に通院または入院してペメトレキセド(市販名:アリムタ)による治療を行ったことのある患者様とし、今まで藤田保健衛生大学病院呼吸器内科を受診した患者様約300名の血液データを対象に調査を行います。また、患者様のデータは完全管理のもとで保管、使用いたしますので情報漏洩はありません。
本研究の実施に際して、データの利用目的を含む情報を本ホームページ上で公開いたします。もし患者様がデータ利用を拒否された場合、速やかに研究対象から除外いたします。
本研究の実施により、ペメトレキセド(市販名:アリムタ)を適正で安全に使用するために貢献できると考えております。
何かご意見がございましたら、下記までお問い合わせください。
ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。
【問い合わせ先】藤田保健衛生大学病院 臨床薬剤科
教授:山田 成樹(やまだ しげき)
TEL:0562-93-2208 FAX:0562-93-4537
E-mail:syamada@fujita-hu.ac.jp