お知らせ

「研究活動のご紹介」についてお知らせを公開しました。

研究に関するホームページ上の情報公開文書

藤田保健衛生大学医学研究倫理審査委員会受付番号:HM15-584
研究課題: 「再発・難治悪性リンパ腫患者に対する救援療法dexamethasone, etoposide, ifosfamide, carboplatin(DeVIC)±Rituximab療法の有効性と安全性に関する臨床研究」
研究責任者:藤田保健衛生大学医学部 臨床薬剤科 教授 山田 成樹

 再発・難治悪性リンパ腫に対する救援療法のひとつとしてわが国ではDeVIC(デキサメタゾン, エトポシド, イホマイド, カルボプラチン)±リツキシマブ(R)療法がよく用いられています。しかし、他の救援療法と治療効果や有害事象を比較したエビデンスは少なく、患者様個々の病態や状況に合わせて最善と考えられる治療法を選択しています。本研究はDeVIC療法の治療効果と有害事象の評価、また、リツキシマブと併せて使用した場合の治療効果、有害事象の評価を病態ごとに正確に行うことで、今後さらに適切に患者様個々の病態に応じDeVIC療法を選択できる指針になると考えます。また、既存の他の救援療法と治療効果、有害事象を比較することにより、別の適切な治療法を選択する指針の一つとしても有用であると考えます。
 対象は2009年1月から2014年12月31日までに藤田保健衛生大学病院にてDeVIC±R療法による治療を受けた患者様とし、約50名の患者様の治療効果と有害事象の頻度と程度、および血液検査データを調査します。患者様のデータは安全な管理のもとで保管し使用しますので登録情報漏洩がないよう万全な対処をします。本研究の実施に際して、データの利用目的を含む基本情報を本ホームページ上で公開します。もし患者様がご本人のデータ利用を拒否された場合は、速やかに研究対象から除外いたします。尚、データ利用を拒否された場合につきましても、今後の診療および治療上の不利益を被ることはありません。研究のより詳しい内容をお知りになりたい場合は、他の患者さんの個人情報保護やこの研究の独創性確保に支障がない範囲で、資料を閲覧していただくことが可能です。希望される場合は、担当研究者にお申し出下さい。
 
 本研究の実施により、再発・難治悪性リンパ腫の治療に貢献できると考えております。

何かご意見がございましたら、下記までお問い合わせください。
ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。

【問い合わせ先】藤田保健衛生大学病院 臨床薬剤科
教授:山田 成樹(やまだ しげき)
TEL:0562-93-2208 FAX:0562-93-4537
E-mail:syamada@fujita-hu.ac.jp